第176回-2019年11月講評会作品一覧

今月の講師推薦作品

指導：加藤講師

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けむる草木湖／田中瑠美子
講評：日帰り旅行で行った群馬県の渡良瀬川を堰き止めて出来た草木湖だそうです。紅葉の季節で晴天を期待した筈が生憎の天気で・・・。しかし雨降りが幸いして、幾重にも連なった山並みに霧が湧き出し、湖と山との奥行き感が、これ以上ない程、美しく表現されました。【NIKON D750 絞りF11 シャッター速度1/60秒 ISO-900 露出補正0 焦点距離56mm 測光モードパターン】

紅葉に染まる地蔵堂／春日昭男
講評：美しいモミジを撮るなら晴天時に逆光線で、と言う鉄則通り、曇天ながらモミジの樹の下に潜り込んでの撮影になりました。見事に枝を広げたモミジの頂点を見上げると、色づいた葉っぱの隙間から、微かに地蔵堂の屋根がシルエットになって浮かび上がった秀作です。【NIKON D810 絞りF8シャッター速度1/50秒 ISO-２00 露出補正＋0.7 焦点距離32mm 測光モード中央重点】

永源寺の紅葉／武者克衛
講評：滋賀県東近江市にある臨済宗永源寺の傾斜した回廊の窓から、今を盛りのモミジを狙った秀作です。少し緑色の残ったモミジから黄色くなりそして赤く色づいた葉を、額縁効果で表現した作品です。額縁の上部にある軒下の板張りも味わい深い色調で表現されています。【PENTAXK-S1 絞りF4シャッター速度1/50秒 ISO-400 露出補正－0.3 焦点距離24mm 測光モードパターン】

床もみじの寺／戸塚敏子
講評：群馬県桐生市の宝徳寺の良く拭き込まれた床板に写り込んだ構図を綺麗に表現できました。一見水面か或いは鏡かと思える程、さすが床紅葉で有名な古刹です。この映り込みを表現できたのは、絞りの設定をマイナス補正した事によるもので、空の色と雲までも見事です。【NIKON D5200絞りF11 シャッター速度1/500秒 ISO-400 露出補正-1.0 焦点距離22mm 測光モードパターン】

トンボの目玉／入江和美
講評：昔バッタのお面を被った仮面ライダーと言うヒーローがテレビで流行った時代がありました。よく晴れた秋空の下、木立の中を散歩していて、ふと見上げると紅葉した葉っぱが４枚重なっている情景を見て何かに似ている！。こんな好奇心を忘れないセンスに拍手です。【CanonEOS M5 絞りF6.3 シャッター速度1/200秒 ISO-200 露出補正-1.0 焦点距離135mm 測光モードパターン】

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講評会作品一覧

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宝徳寺の床もみじ
田中瑠美子