KSNCデジタルカメラ同好会

 

第170回-2019年5月講師推薦作品

 
27-Closed/中嶋幹忠2019-5
Closed/中嶋幹忠
講評:ある商店の側壁に描かれた奥行き感のある絵画だそうですが一見流行りの騙し絵かなと思える程のアートです。この壁画の前に黒い鎖に「Closed」の看板が取り付けられていますが、この鎖自体が絵として描かれているかのような錯覚さえ覚えます。でも、左右に置かれているエアコンの室外機や、クレジットカードが貼られた看板などで撮影場所が国内である事が理解でき、なぜかホッとできます。この左右にあるゴチャゴチャした物を、敢て画面に入れたことで、身近な生活感を表現した作者の非凡なセンスが抜群に生かされた秀作です。このような芸術作品なら黒いスプレーで無粋な落書きをする輩を撃退できますね。[FUJIFILM X-T3, 16mm, ISO500, 1/60秒, F3.5, パターン, 絞り優先, 露出補正0, ホワイトバランス自動]
 
 
6-一面の菜の花/田中瑠美子2019-5
一面の菜の花/田中瑠美子
講評:遠くの山には雪が積もって正に冬真っ盛りと思いきや手前に目を転ずると麓は菜の花が満開で春が足早でやってきた季節感満載の逸品です。特に近距離のそれをぼかして、中距離のは綺麗に生え揃って生きのいい満開の菜の花のボリューム感が豊かに表現されています。[NIKON D750, 125mm, ISO800, 1/4000秒, F10, 中央重点, 絞り優先, 露出補正-0.3, ホワイトバランス手動]
 
 
10-雪解けの頃・ 山本昭六2019-5
雪解けの頃/山本昭六
講評:上流方向の緑の山は、冬場はスキーのスラロームコースであったご当地の名所です。遠景の雪山と眩しい青空を見せる5月中旬を過ぎるとスキー場は緑のまだら模様の素肌を見せ、沢は雪解けの水量を増して、川に変化する様子を俯瞰した位置からのショットが秀逸です。[SONY ILCE6300, 16mm, ISO250, 1/2000秒, F8, パターン, 絞り優先, 露出補正-1.7 ホワイトバランス自動]
 
 
8-何があるの/戸塚敏子2019-5
何があるの/戸塚敏子
講評:公園で遊ぶ幼稚園の年中さん位の二人の子供を、300mmの望遠で捉えたワンショットです。左側の男児の左足が爪先立ちになり、少しでも高い位置から先を覗き込もうとする姿勢と、右側の女児も同様に、右足が爪先立ちになった瞬間を捉えた本当に可愛い秀作です。[NIKON D5200, 300mm, ISO400, 1/2000秒 F5.6, パターン 露出補正 -0.3 ホワイトバランス自動]
 
 
12-静か水面/浅田キミ子2019-5
静かな水面/浅田キミ子
講評:水面に映ったチューリップが幻想的に表現されました。陸上のそれは特筆すべき物ではありませんが、水面に映り込んだそれは、風の影響か水面が微妙に変化して緑とピンクが縮緬じわのようなグラデは絶品です。通路を歩く人の服の反射も黒い水面に映えて素敵です。[Canon Eos700, 250mm, ISO400, 1/1250秒, F5.6, パターン, 絞り優先, 露出補正-0.7 ホワイトバランス自動]

第169回-2019年4月講師推薦作品

 
1-トップスター/中嶋幹忠19-04
トップスター/中嶋幹忠
講評:今年初の撮影会は昭和記念公園で春爆発の力作が揃いました。群生したオレンジ色のチューリップの中から、たった一輪の主役を見つける「目」の確かさが光る作品です。午後になると必ず吹き出す風の中を望遠で際立たせた主役は、まさにタイトルがドンピシャです。[FUJIFILM X-T3, 200 mm, ISO-200, 1/60 秒, F4.8, スポット, 絞り優先, 露出自動, 露光補正 0.0, ホワイトバランス自動]
 
 
9-映り込み/戸塚敏子19-04
映り込み/戸塚敏子
講評:昭和記念公園の定番である池越しのショットですが、池の周りにずらりと並んだカメラマンたちの足だけを画面に入れて、対岸のチューリップの映り込みと思いきや、カメラマンたちを池に写り込ませたアイデアは皮肉ぽくって最高です。水面に映った青空も秀逸です。[NIKON D5200, 55 mm, ISO-400, 1/640 秒, F13.0, 分割測光, ノーマルプログラム, 露出自動, 露光補正 0.0, ホワイトバランス自動]
 
 
25-菜の花揺れて/松本誠治19-04
菜の花揺れて/松本誠治
講評:桜のシーズンには、また菜の花も黄色い意地を見せる季節です。昭和記念公園名物?の午後の風を、逆手に取った作品になりました。満開の桜の木の前に咲き乱れた菜の花の群生を、シャッター速度優先の設定を1/15秒の低速で「揺れ」を表現した感性の秀作です。[Canon EOS M5, 100 mm, ISO-200, 1/15 秒, F40.0, 中央重点, シャッター優先, 露出マニュアル, 露光補正 -0.3, ホワイトバランスマニュアル]
 
 
21ーピンクの横顔/春日昭男19-04
ピンクの横顔/春日昭男
講評:どの花見ても綺麗だな♪~の環境の中で、このピンク孃が作者のレンズを呼んでいたのでしょうね。群生した色とりどりのチューリップの中で胸を張るだけあって、皮膚感の綺麗さは抜群ですし、周りのカラフルな仲間たちのボケ具合が幻想的な中でこそ際立ってます。[NIKON D810, 105 mm, ISO-500, 1/125 秒, F5.6, 中央重点, 絞り優先, 露出自動, 露光補正 0.0, ホワイトバランス自動]
 
 
7-映り込みも美しい/田中瑠美子19-04
映り込みも美しい/田中瑠美子
講評:満開のチューリップの群生ではなく何となく寂しそうな疎らなオレンジ色の一群を水面に映した女性らしい感性が素敵です。画面上端に池の対岸を僅かに入れて主役は水面をあることを強調していますが、その水面にさくらの花びらが散らされている副産物も見事です。[FUJIFILM X-T30, 200 mm, ISO-400, 1/420 秒, F5.6, 分割測光, ノーマルプログラム, 露出自動, 露光補正 -0.3, ホワイトバランス自動]
 
 
15-春爛漫/藤井 卓19-04
春爛漫/藤井卓
講評:まさしく昭和記念公園の春の定番写真になった構図ですが、ローアングル過ぎて画面上部の小川がほんの少ししか表現されずちょっと残念。でも春の喜びは十分伝わります。本場のキューケンコフ公園(オランダ)を凌駕した植え付けのレイアウトにも感謝しましょう。[Panasonic DMC-G8, 60 mm, ISO-200, 1/500 秒, F8.0, 分割測光, 絞り優先, オートブラケット, 露光補正 0.0, ホワイトバランス自動]

第168回-2019年3月講師推薦作品

 
11-上からポツーンと/田中瑠美子1903-
上からポツーンと/田中瑠美子
講評:神田明神境内にある水場に、水滴が滴り落ちる瞬間を優れた洞察力で撮った最秀作です。まず、鏡のような水面に上から水滴が一滴、波紋が広がり始めた処へ、続いて両脇に同時に二滴。水面と言うより鉛のような金属的な表面の彫刻を思わせる重厚感のある作品です。[ニコンD750,距離68mm,ISO400,s1/250 ,F8,中央重点測光,絞り優先,補正-0.3,露出モード自動,WB自動]
 
 
24ー落書きケーブルカー/春日昭男1903-
落書きケーブルカー/春日昭男
講評:リスボン市内にあるトラムの終点ですが、この路線は急坂が多く、車両も一般的な構造と違い乗降は一か所のみで、ケーブルに引かれる形式です。それにして壁面ばかりでなく、車両にまで描かれた落書きアートは、日本人にはちょっとね。でも写真的には大成功です。[ニコン810 ,距離28mm,ISO720,s1/30,F10,中央重点測光,絞り優先,補正+0.7、露出モード自動,WB自動]
 
 
22-垣間見えた菜の花/入江和美1903-
垣間見えた菜の花/入江和美
講評:満開の菜の花を見て、どうカメラを向けるか?・・・。ちょっとひねりを効かせて、ブロック塀の飾り穴から覗いて表現した秀作です。望遠レンズの効果でブロック塀の飾り部分がボケてシンメトリーな家紋風の装飾のように見える抜群のセンスで効果を表しています。[canon-nos70D,距離300mm,ISO320,s1/400,F5.6,分割測光, 絞り優先,補正-0.3,露出モード自動,WB自動]
 
 
1-或造形/武者克衛1903-
或造形/武者克衛
講評:旅先で見かけた30センチ位の行燈(あんどん)だそうです。木製で細やかな細工が施されて、その小さな窓から明かりが漏れ台座の畳表の近くにはハッキリと、また離れるに従ってぼやけてゆくグラデーションが秀逸で、作者の灯りに対する拘りが発揮されています。[ペンタックス,距離28mm,ISO400,S1/50,F4.5,分割測光,シャッター優先,補正+-0,露出モード自動,WB自動]
 
 
13-立てた~/戸塚敏子1903-
立てた~/戸塚敏子
講評:遊園地でよく見かける巨大なエアートランポリンに、2歳位の女の子が、恐々と立ち上がった真剣な顔つきと、左側のお姉ちゃんと思われる女の子が、笑顔で見守る微笑ましい二人の表情の違いを、300ミリの望遠レンズで、またとないタイミングで捉えた秀作です。[ニコンD5200,距離300mm,ISO400,S1/3200,F7.1,分割測光,ノーマルプログラム,補正-1 ,露出モード自動,WBマニアル]

第167回-2019年2月講師推薦作品

 
27ー夜明けの公園/春日昭男-1902
夜明けの公園/春日昭男
講評:真冬の北山公園の夜明けです。夜来の雨が上がり、太陽が昇り、雨で濡れた木製の床が陽の光で反射している・・・これがこの画像の真髄ですが、欲を言えば、露出補正をさらにマイナス補正する事によって東屋の屋根をシルエット化すれば、夜明けの雲の色彩と形状がもっと濃く、また天空に広がり始めた青空のブルーも、もっと濃く表現された筈です[NIKON D810, 56 mm, ISO-1000, 1/500 秒, F10.0, 絞り優先, 中央重点, 露出自動, 露出補正 -0.7, ホワイトバランス自動]
 
 
13-どちらへお出かけ?/田中瑠美子-1902
どちらへお出かけ?/田中瑠美子
講評:西武線中井駅近くの染物屋さんの暖簾だそうです。さすが染物屋さんの商売物だけあって幅広な生地に、和服の女性の後ろ姿を染め抜いた贅沢なオリジナル作品に目を付けたのは流石です。手前の松の木の暗い葉が、明るい色調の暖簾に被ったコントラストが秀逸です [NIKON D750, 80 mm, ISO-400, 1/1250 秒, F8.0, 絞り優先, 中央重点, 露出自動, 露出補正 -0.3, ホワイトバランス自動]
 
 
18-仙人の忘れ物4/山本昭六-1902
仙人の忘れ物/山本昭六
講評:大きさは5㎝にも満たない小さな通称「仙人草」だそうです。細い弦にビッシリ生えた白い髭を逆光線でドンピシャなピント合わせは見事です。良く見ると右方向に全力で疾走する動物に見えます。左右の足を思い切り広げ、尻尾がなびき、両手を前方に伸ばし、髪を振り乱している姿は動きを表現しています。「疾走する仙人」のネーミングは如何でしょう。[NIKON D300, 60 mm, ISO-1600, 1/100 秒, F20.0, 絞り優先, 分割測光, 露出自動, 露出補正 -2.0, ホワイトバランスマニュアル]
 
 
8-ストリートアート/大川紘三-1902
ストリートアート/大川紘三
講評:豪州・メルボルン市内にある路地だそうです。国内でも盛り場のシャッターに夜間スプレーで落書きをする輩に腹が立ちます。でもこれは凄いですね。ここまで来れば芸術ですね。ビルの4階位までビッシリと、ちょうど右側が日陰になり白飛びが無くラッキーでした。[NIKON D500, 18 mm, ISO-200, 1/100 秒, F8.0, 絞り優先, 中央重点, 露出自動, 露出補正 0.0, ホワイトバランス自動]
 
 
4-粋な外燈/武者克衛-1902
粋な外燈/武者克衛
講評:神楽坂の料亭の入口だそうです。突き当たりにある照明の飾りが趣を醸し出しています。菅傘かなと思えますが特注品でしょう。撮影時に店の人が気をきかせて電気を付けて呉れたそうです。ムシャワールド健在の秀作です。欄間風の飾り文字の読み方が気になります。[PENTAX K-S1, 48 mm, ISO-1600, 1/100 秒, F4.5, ノーマルプログラム, 分割測光, 露出マニュアル, 露出補正 -0.7, ホワイトバランスマニュアル]

第166回-2019年1月講師推薦作品

 
 
15-じいちゃんと孫/戸塚敏子-1901
じいちゃんと孫/戸塚敏子
講評:街散歩で覗いた古い店先だそうです。下駄屋さんのようで祖父の膝に抱かれたお孫ちゃんはテレビ画面に夢中のようで平和な雰囲気が伝わります。欲を言えば、絞りをもっと絞るなりして、右端の下駄の鼻緒にもう少しピントが欲しかった。さらに左画面の三分の一を思い切ってトリミングをして、右側の鼻緒をアップすれば写真としての説明が完成します。[NIKON D5200, 55 mm, ISO-2200, 1/100 秒, F5.6, 分割測光, 露出自動, ノーマルプログラム, 露出補正 0.0, 風景, ホワイトバランスマニュアル]
 
 
23-光彩/入江和美-1901
光彩/入江和美
講評:ゲートブリッジの夜景です。橋梁をライトアップした光跡が上空で不思議な造形を見せています。この現象は、雨降り直前で空気中の湿度が非常に高く空気中の水分にライトが反射して見える珍現象で大変ラッキーな画像です。乾燥している時には見る事が出来ません。[RICOH WG-5 GPS, 4 mm, ISO-1600, 1/8 秒, F2.0, 分割測光, 露出自動, 露出補正 0.0, 夜景, ホワイトバランス自動]
 
 
2-居酒屋と高層ビル/廣川-1901
居酒屋と高層ビル/廣川 孝
講評:近代的なビル群が建ち並ぶ日比谷周辺に、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」のセットが出現したような不思議な感覚に襲われる秀作です。周囲のビルの素材が冷たいガラスに対して、日陰のため昼間から暖色のライトアップをしてアンバランスが売りの現場です。[NIKON D610, 24 mm, ISO-200, 1/250 秒, F5.0, 分割測光, 露出マニュアル, マニュアル, 露出補正 -0.3, 標準, ホワイトバランス自動]
 
 
14-日本橋七福神巡り/田中瑠美子-1901
日本橋七福神巡り/田中瑠美子
講評:下町の正月風景を切り撮った労作です。天狗の面を被った前足役が、通行人の若い女性の頭を獅子頭でアマ噛みして厄払いをしている背後に、ようやく正月飾りの一部が顔を出して季節感を出しています。でも後ろ足役がバスケットシューズでは雰囲気が台無しですね。[FUJIFILM X30, 19 mm, ISO-200, 1/250 秒, F3.2, 分割測光, 露出自動, ノーマルプログラム, 露出補正 0.0, 標準, ホワイトバランス自動]
 
 
8-手打ちダ~/大川紘三-1901
手打ちダ~/大川紘三
講評:野沢温泉での道祖神祭りだそうです。村民が二手に分かれて社に見立てた櫓を守る側と、火を点けて焼き払う側に別れて燃え盛る松明で渡り合う奇祭です。燃え盛る炎と飛び散る火の粉など迫力満点です。最前列で撮るのではなく数歩下がって撮る事によって、見物人の頭がシルエットとなり、頭上にはスマホが光って、人混みの雰囲気が表現されています。[NIKON D500, 52 mm, 1/60 秒, F5.3, 中央重点, 露出自動, 絞り優先, 露出補正 +1.3, 標準, ホワイトバランスマニュアル]

プロフィール

Author:  KSNCデジタルカメラ同好会

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